遠隔計測監視システム 2300

むだな電気代を支払っていませんか?

今、「デマンド」に注目です
なぜ今「デマンド」に注目するのでしょう?
毎月の電力料金は、電力会社との契約により決まります。
この契約において、電力料金を決める重要な手段として、「デマンド値」を計量しこれを基準として毎月の電力料金が算出される仕組みとなっています。
このデマンド値は、契約されたお客様の電気使用量を電力会社が設置する「取引用メータ」で計量され、決定されます。
ここで、ちょっと注意
現在契約している電力より大きな「最大デマンド値」が記録されるとその月から12か月(1年間)は、その大きな「デマンド値」が契約料金となってしまいます。
たった1度のデマンド超過が、大きなコスト負担を招いてしまいます。
もう少し、「デマンド」を知ってみましょう
「デマンド値」とは?
電源は街中に張り巡らされている電源系統から各事業所に引き込まれています。高圧受電の場合、多くは敷地の隅に立てられている電柱のボックス内に「取引用メータ」が設置されています。
このメータにより、その地点の電圧,電流から電力量やデマンド値を計量しています。
 
デマンド値の計量
● 取引用メータは、以下のような機能をもっています。
取引用メータに内蔵されている時計を基準として、30分間の電力使用量(kWh)を記録します
このkWhより、30分間の平均電力(kW)=デマンド値を求めます
30分間ごとのデマンド値を記録していき1か月間の最大値を保持し表示します
メータの計量値は、通信回線により電力会社へ伝達されます


つまり、
☆デマンド値は、30分間の平均電力
☆1か月の最大値を保持している
● デマンド制御が有効な理由
ある時間帯における消費電力の推移 左の図より、デマンド値は30分間の平均値なので、(1)(2)(3)とその時間内で、どのように電力を使用しようと、結果は変わりません。
つまり、最初に使いすぎたら、後半を減らせば同じ程度のデマンド値にすることが可能です。

デマンド値を知って、予測ができれば負荷を制御して、デマンド超過を未然に防げます。
では、気になる電気料金との関係は?
契約電力で決まる料金。
ただし、契約電力を超過したらさらにアップ!
電気料金との関係
電力会社にとっても、負荷の平準化を図り、余分なピーク電力を抑えることは、電力設備の効率的な利用が実現できるため、このような料金体系をとっています。
 
そうです、デマンドに注目しましょう!
● デマンド値を知りましょう
まずは、デマンド値 (使用している電力の様子)を知る必要があります
(1)現在の使用電力
(2)30分ごとのデマンド 値
(3)1日の時間帯による使用電力(1週間,1か月,・・・・)
● 刻々と変化するデマンド値を監視しましょう
次に、デマンド値を知ることができたら、契約電力に対して余裕があるか?超えそうもないか?を監視する必要があります
(1)契約電力は絶対超えないように!
(2)ぎりぎりでわかっても、デマンド値は30分間だから間に合わない
(3)つきっきりの監視はできないから、警報はブザーや携帯メールが便利
契約電力を超えそうになった場合は、使用している負荷を停止していきます。
これは運用面で、どの負荷から停止できるかをあらかじめ決めておく必要があります。
でも、どうすればいいの?
デマンドに注目するためには、何とかして取引用メータの計量値を知ることができれば良いのですが…

[知ってお得!]
「取引用メータ」には、使用電力に応じたパルス出力機能が付いており、使用したい場合は電力会社に依頼して開放してもらうことができます。

しかし…
「取引用メータ」は、不便な場所に設置されている場合がほとんどです。メータの表示を見に行ったり、超過しないように常に見張っているわけにもいきません。
取引用メータ

取引用メータのデマンド値は知ることができる!
HIOKIデマンド監視システムなら安価に実現できます
以上のようなデマンドの監視を行う専用機は、世の中にはたくさんありますが、高機能で高価なタイプがほとんどです。
できれば、投資費用は最小限に抑え、1年で回収できる程度の導入費用にしたいものです。また、機材の他、設置工事に掛かる費用もバカになりません。
HIOKIデマンド監視システム
3672LC カタログ(PDFカタログ:1.4 MB)
遠隔監視システムカタログ(PDFカタログ:17.85 MB)