データロガー 遠隔計測システム

遠隔計測監視システム 2300 の特長

遠隔監視システム 2300は計装信号(DC電圧・電流、パルス、接点)や温度、電力を混在で計測・遠隔監視可能なデータロガーシステムです。各種データ通信に対応しネットワークでも運用できます。

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データロガー・遠隔監視システムの特長1

組み合せ自由自在。フレキシブルなデータロガー

遠隔計測監視システム2300は、温度・電力・計装信号・シリアル信号(RS-232C)の混在記録が可能なデータロガーシステムです。各種データ通信に対応。ネットワークで運用できるデータロガー・システムです。

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Pt100熱電対温度電力RS232C

接点パルス4-20mA(DC電流)1-5Vなど(DC電圧)

温度+計装信号+電力の混在収集を実現

温度+計装信号+電力の混在収集を実現
組み合せ例

組み合せの一例です。
表記以外の計測用モジュールも使用可能です。

組み合せ例
組み合せ例
INPUT
AC100V〜240V
電源用モジュール
データをPCカードに保存可能な通信モジュール
1台で単相2線で6回路、単相3線・三相3線で3回路の電力測定可能
直流電圧・直流電流、熱電対、Pt100、JPt100を任意8CH入力可能
電圧・接点パルス2CH入力可能な計測モジュール
モジュール取付用ベース
 
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データロガー・遠隔監視システムの特長2

セッティング事例

遠隔計測監視システム2300のセッティング事例です。フィールドで稼働する設備の遠隔監視・データロガー用途や工場やビル設備の監視・データロガーシステムを構築できます。

事例
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データロガー・遠隔監視システムセッティング事例1


コージェネレーションシステムのフィールドデータ収集

温度+計装信号+電力ロガー

コージェネをはじめフィールドで稼動する設備やプラントの稼動データを収集する目的で多くの導入実績を持ちます。温度センサや流量計、発電機電力を以下のハード構成で「一括データ収集」できるデータ通信可能なデータロガーです。

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ハードウェアの組合せ


1.メモリモジュール 2354
2.マルチファンクションモジュール 2306
3.パルスモジュール 2304-01
4.電力モジュール 2331
5.AC電源モジュール 2361
6.モジュールベース 2391-03
7.PCカード 1GB 9729

コジェネレーションシステムのフィールドデータ収集 温度+計装信号+電力ロガー
事例
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データロガー・遠隔監視システムセッティング事例2

すべての電力データを1枚のPCカードに記録

多回路電力ロガー

複数台のクランプ電力計が必要だった多点の電力計測も、「遠隔計測監視システム 2300」なら多点で一括入力可能になります。また1枚のCFカードに全データを記録できます。
メモリモジュール 2354をPHSやインターネットなどデータ通信で運用すれば、リモートでモニタやデータの転送が可能です。

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ハードウェアの組合せ


1.メモリモジュール 2354
2.多回路電力モジュール2332
3.AC電源モジュール2361
4.モジュールベース2391-03
5.PCカード 1GB 9729

すべての電力データを1枚のPCカードに記録 多回路電力ロガー
 
事例
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データロガー・遠隔監視システムセッティング事例3

RS-23C機器を接続

シリアルデータロガー(シリアルロガー)

RS-232Cインタフェースを持つ機器(PLCや計測器、分析計など)と接続して、機器が持つデータを設定したインターバルでロギング可能な「シリアルデータロガー」として運用できます。

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ハードウェアの組合せ


1.メモリモジュール 2354
2.RSリンクモジュール2343
3.AC電源モジュール 2361
4.モジュールベース 2392-01
5.モジュールベース 2392-02
6.PCカード 1GB 9729

RS-232C機器を接続 シリアルデータロガー(シリアルロガー)
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データロガー・遠隔監視システムの特長3

データロガー機能

遠隔計測監視システム2300の「データロガー機能」により、通信やパソコンに起因するデータ欠けを防止。またFTPクライアント・サーバ機能、SNTP機能などネットワーク運用を促進する機能も搭載しました。
まさにネットワーク時代のデータロガー・システムです。

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データロガー機能1

モジュール単体でもデータロガー

データロガー機能4 もっと長期間のデータをバックアップ実現

設定したデータ保存周期で、モジュール本体の内部メモリにデータを保存します。記録開始後においてデータメモリがフルになった場合は、一番古いデータを消去して最新のデータを取り込みます。計測モジュールのメモリ内データが消去される前に、基本ソフト「スマートサイトユーティリティ プロ 9768」で、データを手動/自動回収します。

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データロガー機能2

データ保存方法(記録モード選択機能)

データロガー機能2 データ保存方法(記録モード選択機能)

例えば「データ保存周期を1分」に設定した場合、1秒サンプリングで60回サンプリングしたデータのうちの最大値、最小値、平均値、瞬時値(=1分経過時のサンプリングデータ)を選択して1分ごとに保存できます。
保存周期は 1/ 2/ 5/ 10/ 15/ 20/ 30 秒、
1/2/5/10/15/20/30/60分の中から任意に選択設定可能です。

 
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データロガー機能3

計測モジュールのデータバックアップ日数

計測モジュール種類とデータ保存周期、記録モードにより、下表の日数分のデータを計測モジュール内部のメモリでバックアップします。この日数を過ぎた場合は一番古いデータから消去し、最新データを取り込みます。

モジュールの保存可能日数(バックアップ日数)の目安
記録モード A:瞬時値 B:MAX+MIN+AVE C:瞬時値+MAX+MIN+AVE
モジュール型番
および設定
2301/2302/2303/2304/2305 マルチファンクションモジュール 2306 波形モジュール 2321 2331 単相3線/三相3線の場合 2332 単相3線/三相3線3回路の場合
記録モード A B C A B C A B C A B C A B C
データ
保存周期
1秒 7.5時間 3.5時間 2.5時間 13時間 5時間 4時間 80分 30分 25分 2.5時間 1時間 30分 1時間 20分 20分
2秒 14.5時間 7時間 5.5時間 1日 10.5時間 8時間 2.5時間 1時間 50分 5.5時間 2時間 1.5時間 2時間 50分 40分
5秒 1.5日 18時間 14.5時間 2.5日 1日 20時間 7時間 2.5時間 2時間 14.5時間 6時間 4.5時間 6時間 2時間 1.5時間
10秒 3日 1.5日 1日 5.5日 2日 1.5日 14.5時間 5.5時間 4時間 1日 12時間 9.5時間 12時間 4.5時間 3.5時間
15秒 4.5日 2日 1.5日 8.5日 3日 2.5日 22時間 8.5時間 6.5時間 1.5日 18時間 14時間 18時間 7時間 5.5時間
20秒 6日 3日 2日 11日 4日 3日 1日 11時間 8.5時間 2日 1日 19時間 1日 9.5時間 7.5時間
30秒 9日 4.5日 3.5日 17日 6日 5日 1.5日 17時間 13時間 3.5日 1.5日 1日 1.5日 14.5時間 11時間
1分 18日 9日 7日 34日 13日 10日 3.5日 1日 1日 7日 3日 2日 3日 1日 22.5時間
2分 36日 18日 14日 68日 26日 20日 7日 2.5日 2日 14日 6日 4.5日 6日 2日 1.5日
5分 92日 46日 36日 171日 66日 50日 18日 7日 5日 36日 15日 11日 15日 6日 4.5日
10分 184日 92日 73日 341日 131日 100日 37日 14日 11日 73日 30日 23日 30.5日 12日 9日
15分 277日 138日 110日 512日 197日 150日 55日 21日 16日 110日 46日 35日 46日 18日 14日
20分 369日 184日 147日 683日 263日 200日 74日 28日 22日 147日 61日 47日 62日 24.5日 18.5日
30分 554日 277日 221日 1024日 394日 301日 111日 43日 33日 221日 92日 71日 92日 37日 28日
60分 1109日 554日 443日 2048日 788日 601日 222日 85日 65日 443日 184日 143日 185日 74日 57日
 
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データロガー機能4

もっと長期間のデータをバックアップ実現

もっと長期間のデータを確実にバックアップさせたい場合は、メモリモジュール2354を採用してCFカードにデータを記録します。PCカードメモリがフルになった場合は、一番古いデータを消去しながら最新のデータを取り込むか、記録を停止するか選択できます。下表を参照してPCカードの必要容量と保存可能な日数を計算してください。

データロガー機能4 もっと長期間のデータをバックアップ実現
一日あたりのデータ保存容量
1.アナログデータで保存周期が30秒以下の場合
データ
保存周期
アナログ8CH
の場合
アナログ40CH
の場合
1秒 2,732kB 13,660kB
2秒 1,382kB 6,910kB
5秒 572kB 2,860kB
10秒 302kB 1,510kB
30秒 122kB 610kB
2.アナログデータで保存周期が30秒以下の場合
データ
保存周期
アナログ8CH
の場合
アナログ40CH
の場合
1分 212kB 1,060kB
2分 122kB 610kB
5分 68kB 340kB
10分 50kB 250kB
30分 38kB 190kB
60分 35kB 175kB
3.アナログデータで保存周期が30秒以下の場合
データ
保存周期
アナログ8CH
の場合
アナログ40CH
の場合
1分 460kB 2,298kB
2分 246kB 1,229kB
5分 118kB 588kB
10分 75kB 374kB
30分 46kB 232kB
60分 39kB 196kB
記録モード: 瞬時値記録
2300構成: アナログ 8CH = 2306×1台
アナログ10CH = 2306×5台
保存形式: バイナリ
記録モード: MAX+MIN+AVE+瞬時値記録
2300構成: アナログ 8CH = 2306×1台
アナログ10CH = 2306×5台
保存形式: バイナリ
記録モード: MAX+MIN+AVE+瞬時値記録
2300構成: 三相3線 3回路 = 2332×1台
三相3線15回路 = 2332×5台
保存形式: バイナリ
* データ容量は記録モード、記録インターバル、記録項目などにより変動します。
詳細に関しては基本ソフト「スマートサイトユーティリティ プロ 9768取扱説明書」を参照してください。
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データロガー機能5

記録を止めずにPCカード脱着

データ記録中にCFカードの脱着が可能です。中間データを見たいときに大変便利な機能です。

1. 記録中でも記録を止めずに、PCカードが取り外せます。
2. PCカードのデータを
パソコンにコピーします。
3. 未装着時のデータを 含め以後のデータを連 続して書き込みます。
データロガー機能5 記録を止めずにPCカード脱着
 
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データロガー機能6

FTPサーバ機能


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データロガー機能7

FTPクライアント機能


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データロガー機能8

SNTPクライアント機能

フリー・ソフトのFFFTPやインターネット・エクスプローラを使用してメモリモジュール 2354 のCFカード内データをデータ通信を利用し、データ転送できます。


あらかじめ設定したネットワーク上のFTPサーバの指定フォルダに、メモリモジュール 2354 がデータ通信を利用して定期的にファイルを転送します。


Simple Network Time Protocolにより、メモリモジュール 2354 内蔵時計の自動補正を行うことができます。この機能により標準時刻と合致したデータロガー運用が可能になります。

データロガー機能6 FTPサーバ機能

データロガー機能7 FTPクライアント機能

データロガー機能8 SNTPクライアント機能
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データロガー・遠隔監視システムの特長4

あらゆる場所で運用可能なデータ通信対応データロガー

データ通信の事例、データ通信機器の詳細、データ通信の料金比較はこちらへ

スマートサイトユーティリティプロ9768の詳細を表示へ

LANイントラネット無線インターネットVPNPHSFOMAau CDMA一般電話回線専用線ISDNRS-232C

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データロガー・遠隔監視システムの特長5

簡単。システム設定&構築

遠隔計測監視システム2300のシステム構築手順です。専門知識不要で誰でも簡単にシステムを構築できます。また移設や増設なども柔軟に対応できます。

詳細を表示する
STEP
1
IDを設定

STEP
2
モジュールベースに取付

STEP
3
パソコンの接続

通信モジュールID(COM ID)と計測モジュールID(MODULE ID)を、それぞれ他のモジュールと重ならないように設定します。


通信モジュール、計測モジュール、電源モジュールをモジュールベースに取り付けます。


電源モジュールの電源を入れ、通信モジュールとパソコンを通信ケーブルで接続します。

STEP1 IDを設定

STEP2 モジュールベースに取付

STEP3 パソコンの接続
 
STEP
4
通信ルート設定

STEP
5
通信モジュール設定

STEP
6
設定の送信

基本ソフトウェア「スマートサイトユーティリティプロ 9768」の「MAPエディタ」機能で、パソコンと接続する通信モジュールを選定し、パソコンの下にドラック&ドロップします。


LANモジュールのIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを書き込みます。


設定した内容をLANモジュールに送信します。通信モジュールとの通信が可能になります。

STEP4 通信ルート設定

STEP5 通信モジュール設定

STEP6 設定の送信
STEP
7
取り付けられた計測モジュールの自動認識機能

「通信・モジュールリストの確認」を実行すると、取り付けられた計測モジュールを自動で認識し、リストに追加します。

計測モジュールの設定
「通信・モジュールリストの確認」を実行
計測モジュールの設定
認識された計測モジュールが リストに追加されます
計測モジュールの設定
 
STEP
8
計測モジュールの設定

追加された計測モジュールを選択して、計測モジュールに関する設定を行います。「送信」ボタンを押すと設定が確定します。

初期設定完了です
計測モジュールの設定
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データロガー・遠隔監視システムの特長6

基本ソフトウェア「スマートサイトユーティリティプロ 9768」

スマートサイトユーティリティ プロ 9768は、遠隔計測監視システム2300の基本アプリケーションソフトウェアです。
2300の各種設定を行う機能のほか、モニタ機能、データ記録・収集機能、アラーム設定管理機能、データ閲覧・印刷・グラフ化機能を持ちます。
LANやインターネット、無線、PHS、携帯電話網などのデータ通信を利用して運用することが可能です。

スマートサイトユーティリティプロ9768の詳細を表示へ

スマートサイトユーティリティプロ 9768

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  モニタ画面

モニタ画面

帳票画面

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  グラフ画面

グラフ画面

  アラーム履歴

アラーム履歴

遠隔計測監視システム 2300
Smart Site Utility Pro 9768 デモ版