電力負荷グラフや、目標データでの過去の最大デマンド値の
表示を変更するには、どうしたらよいか?
デマンド監視ソフトは、3年前までの過去データを処理しています。
この記録データから、最大値を演算しています。
最大値を初期化するためには、以下の方法があります。
[データ取得設定]画面の[CT比設定]は?
[データ取得設定]画面の[CT比設定]に設定できるCT比の範囲は、1〜9,999,999(整数)です。
[注意事項]
デマンド監視ソフトは、高圧(6.6kV)での利用を前提としております。
高圧(6.6kV)以外の環境で使用する場合は、「CT比」を変更することで利用を検討されるかと思います。
乗率の組み合わせによって、割り切れない数値となることがありますが、上記のようにCT比には小数点以下の設定ができないため、小数点以下の情報が誤差となりますので、取引用メータとの値と合わなくなりますので、ご注意ください。
また、分解能は粗くなります。
リアルタイムモニタに表示される予測デマンド値が 0 のまま変わらない。
瞬時デマンドの値は 0 だったり、おかしな値の場合もある。
WirelesUtility又はSmartSiteUtilityが作成しているパルスデータのcsvファイルの内容が変更されたことが原因と考えられます。
変更例として、次のような場合があります。
<時刻のフォーマットが変わっている。>
CSVファイルには時刻とデータ(パルス値)がカンマ区切りで並んでいますが、(時分秒の)時の部分は常に "00" や "01"のように2文字で書き込まれている必要があります。
これが "0" や "1" のように1文字に省略されていると、パルス値を読み取ることができません。
<EXCELでファイルを開き、保存てしまった>
閲覧のみとしてください。
WirelessUtility又はSmartSiteUtilityを使用していて、記録データの保存先を、サーバなどの共有フォルダとした場合、正しくCSVファイルが保存されないことがあります。
※例として、1行に2時刻分のデータが入っている場合などがあります。
<csvファイルに正しく書き込めていない>
※記録データの保存先は、必ず、WirelessUtility又はSmartSiteUtilityを動かしているパソコンのローカルなハードディスクとしてください。
同じ日の[30分デマンド値(日報)] と [時間積算使用量(日報)] の表を表示したところ、30分デマンド値は 14:00 が最大値なのに、時間積算使用量は 13:00 が最大値になっている。
30分デマンド値と時間積算使用量では、その時刻に含まれるデータの範囲が異なるため、指摘されたような状況になります。
30分デマンド値の 14:00 のデータは、13:30〜14:00までのデータです。
一方、時間積算使用量の 13:00 のデータは、13:00〜14:00までのデータですので、30分デマンド値の14:00のデータは、時間積算使用量では13:00のデータに含まれます。
予測デマンドが非数になってしまいます
WirelessUtitiy又はSmartSiteUtitliyの記録間隔の設定を確認してください。
記録間隔とデマンド監視インターバルが合致しないと、予測デマンドの値が「非数」となります。
各ソフトのインターバルを確認ください。
9688の画面を前面に表示させておきたいが、 Wireless Utilityの画面が勝手に前面に出てきてしまい、 9688の画面が隠れてしまう。
Wireless Utilityがデータの収集を始めると、 画面が前面に出てきてしまうためです。
そのような場合は、Wireless Utilityをアイコン化してください。
アイコン化されていると、データ収集を始めても、 画面が前面になりません。
<対象製品>
3672-51、3672LC、3913
過去の電力負荷グラフを表示すると、0時付近が異常に飛び出た おかしなグラフになっている。
このグラフに表示されている0時過ぎのデータは、右のようになっていました。
また、WirelessUtilityで時刻補正を行う時刻を、0時に設定していたため、 時計を補正した際に、次のような現象が発生したと思われます。
デマンド監視装置 3672LCに停電があった場合の対処方法
デマンド監視システムが停電した場合の対処方法のPDFファイルをご参照いただき、手順に沿ってご確認をお願いします。
<対象製品>
3672-51、3672LC、3913
ワイヤレスユーティリティ画面にある[機器のリスト]の中の子機が赤くなっている。
[機器のリスト]の中の子機の色が赤く表示されるのは次の場合です。
データの取り込みをすると「USBデバイスが開けません。」というメッセージが表示される。
USBケーブルを抜き差ししてみてください(PC側、3913両方とも)。
また、USBドライバが正常にインストールされていない事が考えられます。
以下のリンク先より、デバイスドライバをダウンロードし、再インストールしてください。
http://www.hioki.co.jp/support/soft01/recorder_logger_current/41/
過去の積算使用量や、30分デマンド値を表示させた表のデータをコピーするには?
積算使用量などを「表」で表示した場合、「左セル(点線枠部分)をマウスで選択し、「Ctrl」+「c」でコピーが可能です。
デマンド値が、契約電力に対して値が小さく表示されている。
CT比の設定を確認ください。
デマンド値または管理デマンドを超過した、というメッセージウィンドウが表示されたが、警報が出力されなかった
現在の警報通知の設定を確認ください。
デマンド監視ソフトで、メニューの[デマンド監視]の中の[デマンド監視開始・停止]を選び、
[デマンド監視開始・停止]画面の、警報通知方法の欄にチェックが入っているか確認します。
(9689の場合は、[機器の制御を行う。]も確認ください。)
管理デマンド値を警報が出るように小さい値に変更し、警報が出力するかどうか、テストしてください。
WirelessUtitiy又はSmartSiteUtitliyにて、[定期収集]のボタンは押されているが、「次回定期収集」の時刻なってもデータ収集が始まらない。
パソコン内の設定ファイルが壊れてしまった可能性があります。
記録を停止、開始することで復旧します(データは欠測します)。
WirelessUtitiy又はSmartSiteUtitliyで、[記録設定]ボタンをクリックし、[記録の開始と停止]画面で、[記録停止]ボタンをクリックします。
再度[記録設定]ボタンをクリックし、[記録の開始と停止]画面で、[記録開始]ボタンをクリックし追記記録します。
データが更新されることを、確認します。
電力会社が発行する明細と、デマンド監視ソフトのデータが合わない
WirelessUtitiy又はSmartSiteUtitliyには、「時計補正」機能があり、パソコンの時刻と機器の時刻を同期することができます。
一方、電力会社の取引用メータにも時刻がありますので、この時差が誤差の要因となります。
また、検針日も合わせて確認ください。
高機能版(9688-30)では、メニューの[ツール]の中の[開始時刻・曜日・日・月の設定]をクリックし、「1ヶ月の始まりの日」を設定して、検針日に合わせることができます。
管理デマンド値を変更するには?
デマンド監視ソフトで、メニューの[デマンド監視]の中の[デマンド監視開始・停止]を選び、[デマンド監視開始・停止]画面を表示します。
監視中の場合は、[停止]ボタンをクリックし、デマンド監視を停止します。
管理デマンドのデマンド値を変更し、[開始]をクリックし、ウィンドウを閉じます。
パソコンをシャットダウンするときの、ソフトウェアの終了方法は?
ソフトウェアによって、終了方法が異なります。
WirelessUtitiy又はSmartSiteUtitliyは、確認のメッセージが表示されますが、「はい」をクリックし、終了します。
デマンド監視ソフトは、メニューの[デマンド監視]の中の[デマンド監視開始・停止]を選び、[停止]ボタンをクリックし、デマンド監視を停止してから、終了します。
デマンド監視装置3672LCのデータが更新されません。動作を確認する方法を教えて欲しい。